【ポケモン剣盾シーズン22】水統一でランクマッチ

・はじめに

おはようございます。スコールと申します。

 

初めましての方は初めましてです。

 

今回は、ポケットモンスターソード・シールド ランクマッチシーズン22にて、水統一でレート2000を達成した際の記事を書いていこうと思います。

 

よろしくお願いします。

 

・最終構築


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最終構築に至るまでに、いろいろと型やメンバーをチェンジしている所もありますので、そちらはまた次回以降に紹介していきたいと思います。

 

・パーティの考え方について

 

今シーズンはダイマックス禁止というルール、また伝説ポケモンの高耐久高火力を相手にするルール上、素の状態でまともに攻め合ってはほぼ勝ち目がないと判断をしました。

 

そのため、パーティ全体として受け回し中心の立ち回りを主軸に、どくどくやほろびのうたなどのからめ手を使って何とか勝ちに結びつけよう、という結論に至りました。

 

幸いにも水タイプには、弱点の草技を特性そうしょくで無効化できるマリルリ、電気技を無効化できるちくでんランターンひらいしんアズマオウ、水地面組と、技の一貫を取られにくいポケモンがいますので、それらを上手く使って有利対面を作っていくことが可能です。

 

また、抜き性能の高いカイオーガの存在も非常に大きく、スカーフカイオーガをチラつかせることでお相手の選出を大きく縛ることができます。

 

よってパーティの方針としては、

・スカーフカイオーガ(つよい)

・それを阻害してくるお相手のカイオーガ受けに、有利を取れるポケモン

・受けきれないお相手の高火力エースポケモンに、1vs1で対抗できるポケモン

・攻めきれないお相手の高耐久要塞ポケモンに、ジリ貧にならないポケモン

・水タイプの弱点を一貫させないポケモン

というメンバーを集めてパーティを組むことになりました。

 

前置きが長くなりましたが、次にメンバーの型紹介をしていきます。

 

・各ポケモンの型紹介

カイオーガ


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特性 あめふらし

性格 おくびょう

努力値 B4 C252 S252

持ち物 こだわりスカーフ

技構成 こんげんのはどう れいとうビーム しおふき かみなり

 

至ってシンプルなスカーフカイオーガです。自分は途中までとつげきチョッキカイオーガを使っていたのですが、スカーフにしたらそのつよさが今更ながらわかりました。こりゃあみんな使うわけだ。

 

しかし、パーティ内での選出率は非常に低かったです。

 

というのも、トリトドンやラッキーハピナスといった特殊受けがお相手のパーティにいる場合が多く、それらと対峙すると何も出来なくなってしまう事が多かったからです。お相手にそれらがいる場合は、どれだけカイオーガがほかのポケモンに刺さっていても、全く選出しませんでした。

 

もちろん、お相手に強いカイオーガ受けがいないパーティであれば、その強さを遺憾無く発揮してくれますし、トリトドンやラッキーといった受けポケモンがいた場合でも、それらを強く選出誘導してくれるので、それだけでお相手の攻めポケモンの手を減らすことができます。

 

選出画面に居るだけで相手の攻め手が減る=こちらの防御力が上がる、といった感じでしょうか?

 

技や努力値については特に何かを意識してはいませんが、強いていえばこんげんのはどうを熱湯と選択、というくらいでした。

 


ドヒドイデ


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特性 さいせいりょく

性格 ずぶとい

努力値 H252 B252 D4

持ち物 くろいヘドロ

技構成 じこさいせい トーチカ ねっとう どくどく

 

最初期から変えてない枠その1です。今回の過労死枠でした。パーティの重いところをほぼほぼ「ドヒドイデでなんとかする」という形でした。

ザシアン→ワイルドボルト無い個体ならそのままねっとうで打ち勝てる(ワイルドボルトあるかどうかのケアでラグラージを1度クッションにしたりします)

ゼルネアス→ジオコンサイコショックなら耐えてどくどくトーチカで削りきったり

ハチマキウーラオスじこさいせい連打してpp削りきったり

あまり褒められないとは思いますが、残りポケモン数で有利を取れた時はTODにもっていったり

とにかく耐久性に優れたポケモンでした。

お相手からしたら相当嫌なポケモンだったと思います。

 

調整案としては、トーチカ→黒い霧にしたり、どくびしにしたりでしょうか。

ただ、黒い霧に関しては打つタイミングがあまりないと感じました(積み技読みで黒い霧を打たないと、1手遅れで攻撃を受けきれない)

どくびしに関しても、交代読みで出てくる所にどくどくを打てばいいですし、一見ヌケニンにささりそうですが、現状ほぼあつぞこブーツを持っていることを考えるとあまり効果も期待できないと感じました。

 

トーチカは毒ダメ稼ぎやヘドロでの回復が大きなメリットですし、何より相手の出方を見られるのが非常に強かったです。

 

特殊受けの調整も考えたのですが、何よりザシアン耐性を鑑みての物理受けがやはりベストだと思います。

 

 

マリルリ


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特性 そうしょく

性格 ずぶとい

努力値 H252 B252 D4

持ち物 たべのこし

技構成 うずしお まもる ほろびのうた あまえる

 

ゴリランダーと、たまにナットレイにスライダーやらタネやらのご飯を貰う係です。マリルリの食費が浮いて助かりますねホントに。

 

うちのパーティには目をつぶっていても分かるくらいにゴリランダーとナットレイが選出されるので、それらをまとめて処理するのがマリルリの大きな役割です。もしそうしょくの水タイプがいなかったら…と思うとゾッとします。

 

主な仕事は前述の通り、ゴリランダーやナットレイに後投げ→うずしおでキャッチ→ほろびのうたで絡めとる、が基本となります。その他にも、ドヒドイデの苦手とする地面物理アタッカー(マンムーガブリアスなど)のいるパーティに関してはマリルリが優先で出ていくことになります。

 

うずしおほろびのうたコンボ自体は、ほろびのうたを覚えられるポケモンとして同タイプのアシレーヌラプラスなども存在していますが、やはりそうしょくというアイデンティティマリルリの強みですね。

 

元来受け主体のパーティは、お相手の身代わりが弱点になるケースが多々あるのですが、ほろびのうたのおかげで相当解消されている感じがします。

 

調整案としては、あまえるの枠をねむる、アクアリング、みがわり、アンコールなどでしょうか。

自分は剣舞ゴリランダーの存在を重く見ていたのであまえるにしましたが、もっといい枠があるかもしれません。

 

わりと大真面目に、ゴリランダーは♂が多いので♀のマリルリにメロメロを仕込むのもありかもです。ご飯も奢ってもらってメロメロにするとか悪女やねぇ…

 

あと書いていて気付いたのですが、性格のんきの最遅個体のほうがほろびのうたの関係上いいような気がしてきました。

ラス1で最遅じゃないドヒドイデとかと対面した時にほろびのうたで勝てるようになります。

 

 

サメハダー


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特性 かそく

性格 ようき

努力値 A252 D4 S252

持ち物 いのちのたま

技構成 かみくだく まもる みちづれ インファイト

 

色んなポケモンに対して、みちづれで強引に相打ちを取っていくのが主な役割となります。最終盤面でこちらが2体、お相手が1体などで残っている場合は、まもる+みちづれをして時間切れまで粘ります。ゼルネアス対面などてよくありました。

 

サメハダーといえば紙耐久でお馴染みのポケモンですが、それがどれくらいかというと…

 

補正ありA252振りカイリューのハチマキしんそく…105.5%~124.8%の確定1発

 

補正なしC252振り雨下カイオーガこんげんのはどう…125.5%の確定1発

 

…とまあこんな感じです。1番驚いたのは無振りザシアンのきょじゅうざんですらほぼ半分の確率で耐えられないことでした。サメハダーがペラいのかザシアンの火力がおかしいのか…

 

とまあここまであまり良い紹介はしておりませんが、技、種族値、タイプ、特性、持ち物ととてもキレイにまとまったイチオシのポケモンであると個人的に思っております。

 

特にインファイトの習得は大きく、苦手とするナットレイに大きな負担をかけられます。

 

カイオーガ受けをナットレイにしているパーティなんかは、先にインファイトを入れることで受けが効かなくなります。

 

また悪タイプであることも大きく、いたずらごころからの補助技を無効化できる点から、オーロンゲや化身ボルトロスなどのでんじはちょうはつを受けずにみちづれを決めることができます。

 

素早さ種族値も95とまずまず高く、1加速することでザシアンや黒馬バドレックス、スカーフカイオーガなども抜けるようになります。ただ、加速のためのまもるを貫通してくるウーラオスより1低いのがネックなんですけどね…

 

まもる+みちづれ、インファイト+いのちのたまで耐久をさげてみちづれを決めやすくする等々、色んなシナジーが詰まっているいいポケモンだと思います。

 

調整としては、いのちのたま→タスキにするのもありかと思います。タスキが潰れなければ2回動けるのでその分の火力補強にもなりますし、スカーフバドレックスに勝てるようになったり、ジオコンゼルネアスにも相打ちまでは持っていけるようになります。

 

今回に関しては特性てつのとげのナットレイインファイトを打ちたい関係上、タスキがあまり有効に働かない点、みちづれ読みで交代してきた先のポケモンに負担をかけたい点からいのちのたまの採用となりました。

 

 

ラグラージ

 


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特性 げきりゅう

性格 いじっぱり

努力値 H252 A252 S4

持ち物 きあいのタスキ

技構成 じしん カウンター ミラーコート がんせきふうじ

 

水地面枠でスタメンを勝ち取りましたラグラージくんです。水地面のポケモン達は、とても多芸で優秀なメンツが多いです。

 

すいすいアタッカーも、ちょすいでカイオーガ受けの耐久もできるガマゲロゲ

カウンターミラコによる役割破壊も、よびみずによる水受けもできるトリトドン

てんねんでザシアンを封殺する型も、ちょすいでカイオーガ受けもできるヌオー、

ステロあくびクイックターンによる起点型も、カウンターミラコの意表を突く型もできるラグラージ

地割れというすべてを凌駕する圧倒的ワンチャン力()を秘めているナマズン

と多彩なメンバーがいます。

 

そんな中でラグラージを採用したのは、やはり「意表を突ける」のが1番の理由でした。

 

ラス1とかで出すラグラージだと少し怪しまれますが、初手出しのラグラージに関しては、ステロあくびの起点型を警戒されることがとても多いようで、カウンターミラコはほとんど警戒されないように感じました。

 

ただし、起点型の対策とカウンターミラコ型の対策が上手く合致してしまう場合も多く、みがわりでミラコを透かされたり、ちょうはつでミラコが透かされたりなどと、初手の動きが非常に難しかったです。シーズン後半のほうから、「あ、これお相手あくびステロ警戒していることが多いんだ」ってことに気づいてからは、初手の動き出しにだいぶ気を使えるようになったと思います。

 

火力に関してはA特化をしていても若干火力不足を感じることが多く、無振りムゲンダイナですらじしんで落とすことができません。

 

今回は、バトル後半になってからの死に出しで、積み技を積んだ相手も意識してのタスキカウンターミラコ型でしたが、ステロあくび警戒させるために初手出し前提とするならば、ハチマキアタッカーとしての採用もありだったかもしれません。

 

調整案としては、がんせきふうじの枠をどうするかですね。自分でも何意識のがんせきふうじなのかイマイチ分かっていませんでした…笑

初手のタスキを潰して後ろに繋げる、クイックターンとかのほうが良かった気がします。

 

 

ラプラス

 


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特性 シェルアーマー

性格 おだやか

努力値 H252 B4 D252

持ち物 カゴのみ

技構成 ぜったいれいど ねむる フリーズドライ ほろびのうた

 

対受けパーティ用に育成をしたラプラスです。

 

ドヒドイデがお相手の剛に対してのキーマンとするなら、こちらは柔に対してのキーマンといえるでしょう。

主にこちらのカイオーガを見て出てきやすいトリトドン、ヌオー、ドヒドイデ、ラッキーあたりに対して刺していきます。

 

また、パーティ全体でフリーズドライがたいへん刺さっていたので、そこのケアも兼ねています。

 

お相手のザシアン+トリトドン、などのパーティに対して、ドヒドイデとセットで選出することが多かったです。

 

ラプラスはキョダイマックスでのキョダイセンリツのイメージもあるかとは思いますが、それを無くしたとしても、特殊耐久はHPの高さもあいまってそこそこ高く、特攻2段階上昇のゼルネアスのムーンフォースくらいならば耐えることができます。

 

その耐久力を活かして、ぜったいれいどの試行回数を何度も稼いで、強引に突破していくのがこのラプラスの強みとなります。

 

本来、一撃必殺技はお相手のみがわりに対して刺さりにくいという欠点を抱えていますが、そこをほろびのうたでカバーできるのもラプラスの良いところですね。現状、ほろびのうた+一撃必殺技を使えるのはラプラスしかいません。

 

ほろびのうたを使うことで必ず交代するタイミングが発生するので、そこに一撃必殺技を差し込むチャンスが生まれるようになります。ただし絶対当たるとは言っていません。

 

先程のナマズンの項目でワンチャン()などと言ってしまいましたが、一撃必殺技も8回打てれば0.3×8=2.4回の期待値となり、計算上少なくとも2回は当たることになっています。ただし絶対当たるとは(ry

 

実戦でよくあったのですが、お相手ザシアン(ワイルドボルト抜き)+トリトドン、こちらがドヒドイデラプラスという状況で、ひたすらトリトドンにはラプラス、ザシアンにはドヒドイデを投げ、トリトドン→ザシアンへの交代際に、ぜったいれいどを打っていくことが多かったです。

 

一撃必殺技は、運要素が強く脳死で打たれるイメージが多く、嫌悪感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、使う側も試行回数を稼ぐ為に色々考えないといけないんだなぁ…と使ってみて初めて気が付きました。

 

8回打って1回も当たらない試合も何度もありましたよ。くどいですが絶対当たるt(ry

 

調整案としてはほぼないように思います。フリーズドライうずしおにするのはあるかもしれませんが、対水地面に安定しなくなりますのであまりおすすめできません。

 

特性は最初はカイオーガとの相性も考えてうるおいボディにしましたが、そもそもカイオーガと一緒に出さないという事に気づいてシェルアーマーにしました。

ちょすいも、ウオノラゴン意識するなら全然ありだと思います。

 

終わりに
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ここまで長い文章、拙い文章を読んでいただきましてまことにありがとうございました。

 

自分自身、結果がどうこうというよりも、楽しくポケモンが出来ればそれでいいと思っています。

 

そんな中で、統一パーティという楽しみ方もあるんだよ、ということを少しでもたくさんの方に知っていただけたら本望です。

 

最後になりますが、対戦した方々、構築相談に乗ってくださった方々、お祝いをして下さった方々、本当にありがとうございました。

 

また来シーズンも楽しみます!