【ポケモンSV 水統一でランクマッチシーズン11 シングル 最終レート2125 56位】

みなさまお疲れ様です。スコールです。

今回は、自分が使用していたパーティの構築紹介となります。

ただ、シーズン8・9の時に使用していたものとほとんど変わらないパーティとなりますので、前回と重複する内容があるかと思いますが、なにとぞご了承くださいませ。

構築経緯に関しては前回の記事に述べたものと同じになりますので割愛いたします。

以下常体。

 


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【個体紹介】

1.ぺリッパー


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特性:あめふらし

テラスタイプ:地面

持ち物:しめったいわ

努力値:C252 D4 S252

実数値:135-63(↓)-120-147-91-128(↑)

性格:おくびょう

技構成:ぼうふう ウェザーボール れいとうビーム でんこうせっか

 

いつもの雨始動役として、雨選出の場合はほぼ100%初手に投げていた。素早さを最速にしていることで、準速キノガッサやそれらを抜く調整をしているサーフゴー、カイリューなどの中速帯を抜ける点がかなり大きく感じた。たまに居たCSガチグマなんかにも。

仮に上を取れていなくても、相手が素早さ振りである、という情報が残るのでそこから型を推測しやすいのも強み。

ウェザーボールは自身のあめふらしで命中100威力100の安定技として使用出来る。なみのりとの違いとして、カバルドンキュウコンなどとかち合うと機能しなくなるデメリットがあるが、通常時での威力の差がメリットとして大きく感じた。

新環境においては、岩以外のオーガポンに対して草等倍、ぼうふうで弱点をつけるのが有用であった。

アローラキュウコンの登場はかなり逆風で、天候の奪い合いになるとどうしてもぺリッパーを残さないといけない場面が増えて非常に回しにくかった。

 

2.カマスジョー

 


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特性:すいすい

テラスタイプ:ゴースト

持ち物:きあいのタスキ

努力値:H4 A252  S252

実数値:137-192(↑)-80-*(↓)-70-188

性格:いじっぱり

技構成:アクアブレイク こおりのキバ アクアジェット インファイト

 

雨下であれば、ブーストエナジーを発動したハバタクカミ、テツノツツミの上から行動できるのが最大の強み。高速アタッカーの弱点であるでんじはを打たれても、すいすい分が消えてもともとのS188で動けるので、そうそう抜かれることは無かった印象。技範囲も優秀で多くの環境上位ポケモンに対して弱点をつけるのも偉かった。ただ対水タイプ、特に水ラオスに対してあまり打点が無いのが少し苦しかった点。

ゴーストテラスはカイリューしんそくを透かす為の採用。

相手目線、こちらのパーティにステロ巻きポケモンがいないのは選出段階で分かるので、カイリューが出てくることは非常に多かった。ゴツメ+羽休めで粘られるのが非常にしんどいが、こおりのキバの追加効果に救われる場面もそこそこあった。

本音を言うとアイススピナーが欲しい

新環境でも、これまでの役割とはあまり変わらず、オーガポンのでんこうせっかに対してのゴーストテラスが機能する場合が強かったくらい。

 

3.イダイトウ♂

 


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特性:すいすい

テラスタイプ:フェアリー

持ち物:いのちのたま

努力値:H4 A252 S252

実数値:196-180(↑)-85-*(↓)-95-130

性格:いじっぱり

技構成:ウェーブタックル アクアジェット テラバースト おはかまいり

 

本構築のエース。すいすい+高火力のウェーブタックルとおはかまいりで抜き性能は抜群、文句なしのMVPだった。惜しむらくはすいすい発動してもブーストエナジーハバタクカミやテツノツツミを抜けないこと。

あとは珠の反動ダメージも意外と気になるところで、HBに厚いカイリューには羽休めで受け切られてしまうのが苦しいところだった。

ラスタルは苦手の悪に刺さるフェアリー。タスキで止めてこようとするパオジアンや悪ウーラオスに対して、2回動けるようになることが多く、取り回しがよかった。環境に少し増えていたトドロクツキにもテラバーストが通るのが〇。

新環境でもそのエース適正は健在。オーガポンの台頭で環境に水テラスが減っているのも追い風であった。

 

4.ヤドキング

 


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特性:さいせいりょく

テラスタイプ:くさ

持ち物:とつげきチョッキ

努力値:H244  C212 S52

実数値:201-*(↓)-100-161(↑)-130-57

性格:ひかえめ

技構成:くさむすび サイコショック れいとうビーム だいもんじ

調整意図:Sを4振り35族抜き Hを3n、残りC

 

ドヒドイデと並んでサイクルの基盤となる一匹。サーフゴーやハバタクカミなど一見すると厳しそうな相手でも、テラスで耐性を変えれば反対に返り討ちにできる。

フルアタ+チョッキでかなり汎用性は高く、特殊相手に対してはだいたいの相手に有利を取りながら戦えた。さすがに暁ガチグマクラスだと、何発も受けて戦うのは厳しいのでもっぱら雨選出で戦うことになったが……

技に関しては、草テラスくさむすびでヘイラッシャキョジオーンディンルーを、サイコショックでハバタクカミを、だいもんじで草全般とパオジアンサーフゴーを、れいとうビームカイリューを、といった感じ。ただし特殊以外は上から一発殴られるだけでかなり致命的なので、だいたい交代読みで技を降っていくことが多かった。

特に多いのが初手ハバタクカミとの対面で、草テラスしてシャドーボールを受け50ダメージくらい食らう、サイコショックを打って7-8割削り、次のターンに相手の引き先を読んで抜群技を打っていく、というパターンが何度もあった。

水統一はなにかとキョジオーンが重たすぎることが散見されるが、ドヒドイデと草テラスヤドキングを交代しつづけるだけで、さいせいりょくでHPがずっと満タンで保たれたまましおづけのppが切れていくのが対戦していて強く感じた。同様にチオンジェンやグライオンなどの定数ダメージでジリジリ削るタイプの相手にはめっぽう強く、ドヒドイデと交代を繰り返すだけで突破不可能な状況を容易に作ることが出来た。

 

 

5.ドヒドイデ

 


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特性:さいせいりょく

テラスタイプ:どく

持ち物:くろいヘドロ

努力値:H252 B252 D4

実数値:157-*(↓)-224(↑)-73-163-55

性格:ずぶとい

技構成:トーチカ じこさいせい どくどく まとわりつく

 

ヤドキングとコンビで再生力サイクルの片翼を担う一匹。耐久力は言わずもがなだが、まとわりつくによるバインドとヘドロ、どくどく、トーチカと上手くシナジーが形成されているのがお気に入りなポイント。

みがわりにはどう転んでも弱く、みがわりカイリューなどと当たるとすぐに負けてしまうのはどうしようもなかったところ。

DLC解禁ではたきおとすがわざマシン化し、今まで不利をとることのあまりなかったバンギラスハッサムに苦戦するようになってしまったのは逆風。

 
6.ヘイラッシャ

 


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特性:てんねん

テラスタイプ:かくとう

持ち物:たべのこし

努力値:H252 B220 S28

実数値:257-*(↓)-180(↑)-*-85-59

性格:ずぶとい

技構成:ボディプレス じわれ まもる みがわり

調整意図:H振り切りで16n+1かつ4n+1、たべのこしとみがわりが最大効率 Sを気持ちミラー意識で振り、残りB

 

ドヒドイデヤドキングのさいせいサイクルが苦手とする積みポケモンの対策として採用。以前まではHを削ってSを伸ばしていたのだが、たべのこしの効率が悪いことにようやく気づいて調整を変更。しかし、キョジオーンに上を取られたりするケースが明らかに多くなっていたのであまり良くなかったかもしれない。ボディプレスのダメージは減るがBを少し削ってもっとSに回すべきだったと反省。

ラスタルはボディプレスのダメージを伸ばせる格闘を採用。タイプ補完的には草なども候補だが、役割対象のパオジアンが電気テラバ+氷技で抜群範囲を広く取ってくることが多かったので格闘でよかったと感じた。

環境的にはガチグマの登場で出しにくくなった一匹。水統一にも平気で出てきたりするので、非常に悩まされた。

 

【基本選出】

・ぺリッパー+カマスジョー+イダイトウ

6-7割はこの選出。水技の通る相手にはほぼこれで押し切ることが出来た。とにかく雨下の水技の火力とすいすいの素早さで短いターンで決着をつけにいく動きが必勝パターン。

 

ヤドキングドヒドイデ+ヘイラッシャ

残りの3-4割はこの選出。雨の通らない相手、具体的には

チオンジェン、ヘイラッシャ、キョジオーン、ドヒドイデ、ゴリランダー、水ロトム、ヒスイヌメルゴン

などが1匹でも相手にいた場合は雨選出を諦めていた。

基本は草テラスヤドキングドヒドイデでサイクルを回し、ヘイラッシャで積み対策を講じる、というような立ち回りをしていた。

 

【環境の変化に対して】

・追い風だったところ

 オーガポンの登場によって、前シーズンよりも水テラスタルポケモンが少なくなっていた点

 新ポケモンのガチグマに対してタイプ上有利を取れる点

 そのガチグマが上位に来たことによって、苦手としていたテツノツツミの数が大きく減少した点

 
・向かい風だったところ

アローラキュウコンの台頭

オーガポンの台頭

新技マシンの登場、はたきおとすによる受け崩し

 

【苦しかった相手】

・キョジオーン……テラスで相性を覆してくる相手。雨選出をすると水テラスの場合即詰みなので雨は無理、サイクル選出の場合でも突然飛んでくるじわれやとおせんぼうでドヒドイデヤドキングが負け、みがわりヘイラッシャがゴーストテラス呪いで潰され、などなど厳しい要素が多かった。

カイリュー……スケイルショットの習得で前シーズンよりは攻撃的なカイリューが増加した印象。しかし依然として型が多いことには変わりなくハチマキ飛行テラバーストであっさりパーティ崩壊させられたり、みがわりで受け崩しされたり、ゴツメ羽休めで雨選出を止められたりと、とにかく詰むパターンが多かった。

 

【終わりに】


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ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

新シーズンが始まる前は、アローラキュウコングライオンの登場で雨パはもう無理!と思っていたのですが

いざ始まってみると意外となんとかなってしまいました。裏選出の通りもしっかり良くて、このパーティの強さに厚みがあることを改めて実感しました。

 

11月もこのパーティで挑戦するかはまだ未定ですが、もっと環境を勉強して、よりよい試合が出来るように頑張ります。

 

今月もよろしくお願いします。