【ポケットモンスター剣盾 水統一でランクマッチシーズン35 シングル 最終580位レート1806】

ポケモンランクマッチシーズン35 最終580位 レート1806】

 

毎度どうもです。スコールです。

 

来月から剣盾のランクマッチが期間無制限になり、実質今月が最後のランク戦となりましたね。

 

今回は、自分が使用した水統一パーティのご紹介をしていきます。

よろしくお願いします。


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パーティ構築経緯

 

今回のルールは伝説6体が採用できるルールとなっております。

前回の伝説2体ルールと比べて水統一は厳しいのかな、と思いましたが意外とそんなこともなく、追い風だった点、向かい風だった点がそれぞれあっていいバランスで戦えることがわかりました。なので、前回のルールと比較してどう変わったのか、ポイントを書き出してみます。

 

〜向かい風だった点〜

・伝説が6枠使用出来るというところから、ゼクロムディアルガなど、高確率で水の苦手な伝説が相手のPTに存在してしまう

・全体の火力が高く、受けが回らない

・今までだとアタッカーメインだった伝説がいきなりサポートに回りだしたりなど、型が読みにくくなってしまった(バドレックスの壁貼りなど)

 

〜追い風だった点〜

カイオーガの苦手だったポケモンの激減(ゴリランダーやサンダー、トリトドンなど)

・受け構築の減少

 

本ルールでは伝説の火力ゴリ押しが強力で、カイオーガに対してもラッキートリトドンなどて受けるのではなく、殴りあって短期決戦で倒す、というような対策が多いように感じました。対面構築が多くなったイメージですね。

相手の受けが環境に少ないのであれば、その分攻めが通りやすいということでもあるので

殴り合いで勝ちに行く方が安定しそうです。

 

パーティコンセプト

カイオーガを雨始動要因とした雨パーティ 物理火力最高峰のすいすいカマスジョーとのコンビで相手を倒していく

カイオーガ自体の戦闘力が高いので、カイオーガに相手のDMを使わせることで裏のカマスジョーの全抜きを容易にする

・残りの4匹でカイオーガカマスジョーの止まりやすい相手をケアする

 

メンバー選定

 

・今回も獅子奮迅のカイオーガです。単純なアタッカーとしてだけではなく、あめふらし要因として非常に大事な役割を持っています。後続のすいすいアタッカーたちが少しでも長く戦いやすくなるよう、しめったいわを持っての参戦です。

 

・すいすいアタッカーのうち、火力と素早さが最も高いカマスジョーを採用しました。種族値A124S136と攻撃面だけ見ればかなり強力で、雨下では

いのちのたまダイストリームでH252王ザシアン(199-135)が102.5-121.6%の確定1発

S実数値188の倍速

という恐ろしい性能をしています。

非DM相手であればだいたいは1発で仕留められるので、タスキやがんじょう、ばけのかわ、相手のダイマックスのケアさえできていれば全抜きも容易いです。

 

・タスキ枠にはカウンターステロ搭載のカジリガメを採用しました。ここの枠はかなり競合が多く、ナットレイランドロス、壁貼りに強くカウンターも出来るウーラオスや、ステロ両反射技持ちのラグラージなどが候補になりますが

やはり読まれにくさ、相手にDMエースだと思わせる点では1番適していると感じます。

 

・電気の一貫、特にでんじはの通りを止めたかった為の水地面枠として、またすいすい偽装エースとしてちょすいガマゲロゲを採用しました。

カマスジョーの止まりやすいルギアやルナアーラなどに対してどくどくを打てるのも優秀な点です。

同じような水無効電気無効役割なら、高速再生を持っているトリトドン、ヌオーの方がいいのでは?と思われるかと思いますが、別特性すいすいの存在が大きく、補助技の通しやすさが違うためにガマゲロゲの採用となりました。

 

・対イベルタル、ドラゴンを相手するためのアタッカーマリルリを採用です。

同じ水フェアリーでは、状態異常・龍技にに強くなれるミストメイカーを持っているカプ・レヒレもいますが、特性そうしょくのイメージが強く、見せ合いに居るだけで少し草技の通りを悪く見せることが出来るマリルリを優先しました。

 

ナットレイへの炎打点、ドラゴンへの対抗策としてパルキアも採用です。ただしDMをカマスジョーに切りたい関係上、あまりまともにドラゴンと打ち合える訳ではないかなぁとも感じます。

 

個体解説

 

カイオーガ

 

カイオーガ@しめったいわ(あめふらし・ひかえめ)

201(204)-×( )-111(4)-222(252)-161(4)-116(46)

しおふき/でんじは/れいとうビーム/かみなり

ぽけっとふぁんくしょん!

アタッカーとしてだけではなく、しめったいわあめふらしによるすいすいサポートも兼任しています。スパイクも打てるセッターみたいな感じです。

基本は初手に出し、8ターンの雨の間に決着をつけに行きます。

努力値調整は無補正A252珠イベルタルの140ダイジェット耐え、C特化、残りSに振っています。

カイオーガはその火力の高さから、相手のダイマックスを誘発しやすいこと、相手に雨のターン稼ぎをさせにくいことが強みになります。

なるべく相手に負担をかけて早く退場することが役割なので、雑に切っていけるのが思考の負担が少なくて助かりました。

技構成はでんじはを採用していますが、身代わり警戒してなかなか打てなかったこと、威力安定の水技が欲しかった場面がそこそこあることから、なみのりかねっとうでよかったかもしれません。

しめったいわは相手の思惑を外す持ち物として、相手も5ターンで雨が切れる想定でダイウォールなりダイジェットなりでターンを調整してくるので、それらを無駄にさせる動きが強かったです。

 

カマスジョー

 

カマスジョー@いのちのたま(すいすい・いじっぱり)

137(4)-192(252)-80( )-×( )-70( )-188(252)

ドリルライナー/たきのぼり/みがわり/インファイト

ぽけっとふぁんくしょん!

 

本パーティの圧倒的エースです。雨ダイストリームの火力はすさまじく、ザシアンをばしばしなぎ倒していくのを何度も体験しています。
雨ストリームの通らないゼクロムディアルガにはダイアースが、ナットレイにはダイナックルがよく通ります。
ただし、相手のDMとかち合うのはさすがに厳しいので、事前に切らせておくか、身代わりでしのぐかの選択肢をとるようにしています。
S188のすいすい倍速なので、S2上昇イベルタルなりゼルネアスなり、スカーフバドレックスなりの本来止めるのが難しい相手を、素早さで上から押さえつけることができます。
 
弱点としては、やはり耐久の低さでしょう。相手の先制技にはめっぽう弱く、イベルタルの特化珠ふいうちでDMカマスジョーに70%くらい入ります。DMしてるのにです。幸いゴリランダーはほとんどいないのでいいのですが・・・
 
身代わりは相手のDMを枯らすのに有用です。カマスジョーの素早さであればダイジェットを2回打たれてもまず抜かれないので、身代わり→身代わり→ダイウォール、で勝てます。ただし雨ターンには注意です。

 

③カジリガメ

カジリガメ@きあいのタスキ(すいすい・いじっぱり)

166(4)-183(252)-110( )-×( )-88( )-126(252)

アクアブレイク/ばかぢから/カウンター/ステルスロック

ぽけっとふぁんくしょん!
 
雨エースと見せかけたサポート型です。カイオーガの後に投げてステルスロック、もしくはタスキカウンターでDMゼクロムや物理イベルタルの首を狙います。
ステロ、カウンターと見ると初手に出すのがよさそうに見えますが、カイオーガの後に投げることで、さもDMして攻撃してくるように見せかけられるので、相手のDMを誘うことができます。
カイオーガがしめったいわを持っているおかげで、カイオーガの後から繰り出しでも雨ターン数に余裕があるのがいいですね。
 
パルキア

 

パルキアじゃくてんほけん(プレッシャー・おくびょう)

182(132)-126( )-121(4)-185(116)-141(4)-167(252)

ダブルウィング/あくうせつだん/だいちのちから/だいもんじ

ぽけっとふぁんくしょん!
 

水タイプでは貴重な炎打点持ちの伝説ポケモンです。相手にナットレイがいる場合は優先して出したりします。

じゃくてんほけんを持たせることで、ザシアンや伝説ドラゴンたちとのタイマンに勝ちやすくなります。

……なのですが、DM前提のこの型はカマスジョーとの共存が難しく、どうしてもカマスジョーのDMが優先されてしまいがちなので

選出率はとても低かったです。

途中でこだわりスカーフ型も試していましたが、技の打ちわけが出来ず相手の起点になってしまいがちだったので断念しました。

守る身代わりとか、トリックルームとか、もっとピーキーな型にしたほうが輝けたなぁと感じています。

 

ガマゲロゲ

 

ガマゲロゲ@たべのこし(ちょすい・しんちょう)

207(212)-116(4)-100(36)-×( )-139(252)-95(4)

みがわり/まもる/じしん/どくどく

ぽけっとふぁんくしょん!
 

すいすいエース偽装その2です。主にカマスジョーで突破しにくいカイオーガ、ルギアの相手をします。

「水統一だと相手の水の通りがよくないから、そこまでちょすいは必要ないのでは?」と思われるかもしれませんが、カイオーガのかみなりを受け出しするとDMダイストリームが飛んでくることがよくあるので、意外と必要だったりします。

やはり、ガマゲロゲのアタッカーとしての技範囲であったりが優秀がゆえに、DMを警戒させながら戦えるのは偽装エースの強みですよね。水地面のすいすいとして、ヌオーにはない強みだと思います。

昨今の環境だとでんじはがバンバン飛んでくるので、そこで機能停止しないのもいいポイントでした。

 

マリルリ

 

マリルリとつげきチョッキ(ちからもち・いじっぱり)

205(236)-112(252)-101(4)-×( )-102(12)-71(4)

アクアブレイクアクアジェット/じゃれつく/ばかぢから

ぽけっとふぁんくしょん!
 

そうしょくかと思いきやの普通のチョッキアタッカーです。草技受ける機会がそこまでなかったので、アタッカーのほうが活躍出来る場面が多いと感じた為です。

マリルリも相手のDMを誘うポケモンとしては優秀でしたが、フェアリータイプなのが災いしてダイスチルを誘うケースが多々ありました。

それは裏のカマスジョーにとってあまりよろしくなく、ダイドラグーンは受けたいけどダイスチルは受けたくない……となかなか痛し痒しな場面が多かったです。

うずしおほろびのうたで積み流し、などのほうがマリルリ単体の性能としてはいいのでしょうが、雨が枯れやすくなってしまうのがパーティとのアンチシナジーを形成してしまうところです。

 

・終わりに

この構築を思いついたのがシーズン終了の5日前くらいで、そのときは10000位くらいからのスタートでした。

そこからすいすいと順位を上げていけたのですが、もっと早く思いついていれば……ということもあり、悔しい思いです。パーティの改善の余地もたくさんありそうでしたしね。

なにはともあれ、約3年間の剣盾シーズンもひとまず区切りとなるわけですが、皆様はいかがだったでしょうか?楽しむことが出来ましたでしょうか?

自分は水統一ランクマッチをシーズン20の頃からスタートしましたが、 毎シーズン充実した戦いが出来てとてもとても楽しかったです。

次回作のスカーレットバイオレットではどうなるかは分かりませんが、たぶん水統一でポケモンしていることでしょう!

ここまでの3年間、応援してくださった方、対戦してくださった方、本当にありがとうございました。

また次回作でお会いしましょう!

ノシ